私の紹介
私の名前は吉良奈美子(Kira Namiko)です。現在、Japon-sur-Saône・南ブルゴーニュ日仏協会のボランティアとして活躍しています。私の日常生活をこのブログを通してみなさんにブルゴーニュ地方を紹介していきたいと思います。フランスの文化、観光地、おすすめのお店、レストラン、フランス料理のレシピ、簡単なフランス語講座なども紹介します。どうぞ、気軽に読んでください。-
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クラウド
Monthly Archives: 10月 2011
フランス大統領選挙に向けて
最近、ニュースで来年2012年の4月に行われる大統領選挙に向けての選挙活動の様子を見ます。 フランスでは今この話題で盛り上がっています。 そこでまずフランスの政治制度について少しお話したいと思います。 フランスの政治体制は「第五共和制」と言って、大統領の権限が大きく強化された制度のことを意味します。 大統領は国民からの直接選挙によって選ばれ、現在の任期は5年です。 さらに特徴を挙げると、大統領は、首相の任命権、国民議会(下院)の解散権、法案などを国民投票に直接かける権利、非常事態での行使などを持っています。 そして、大統領から任命される首相(現在はFrançois Fillonフランソワ・フィヨン)は大統領にも議会にも責任を負っています。 そのようなことから、フランスの大統領制は「半大統領制」とも言われ、「議会内閣制」と「大統領制」を組み合わせたものと言えます。 また、議会ですが日本と同じ二院制(両院制)をとっていて、上院(元老院)と下院(国民議会)に分かれています。 それぞれの所在地は異なり、二院ともパリにあり元老院はリュクサンブール宮殿、国民議会はブルボン宮殿を使用しています。 元老院は間接選挙、国民議会は直接選挙で選ばれます。 優先権は国民議会にあり定員数も577名と元老院の343名よりも多い議員で構成されています。 そして、フランスの主要政党ですが、 ①国民運動連合(保守・右派)(略称UMP):両院の過半数を占める大きな政党です。また、シラク前大統領、現在のニコラ・サルコジ大統領の与党です。 ②社会党(中道左派・社会民主主義)(略称PS):国民運動連合に対する二大政党の1つです。 ③フランス民主連合(中道・若干右寄り)(略称UDF) ④フランス共産党(左派)(略称PCFなどが挙げられます。 そして最終的な大統領の選び方ですが、第1回投票(来年4月)での得票数上位2人を対象に、決選投票(5月)を行います。これによって、過半数の支持を得た大統領を選ぶ仕組みになっています。 ちょっと、複雑ですね・・・ 一言では言い表せないのが政治ですね、やっぱりどこの国も難しい。 そして、今週末の日曜には社会党の選挙が行われます。 この選挙で来年の大統領の党首(現在Martine AUBRY マルティーヌ・オブリー)が選ばれます。 その候補者6人を紹介したいと思います。 エントリーナンバー① Arnaud MONTEBOURG(アーノルド・モンテブール) 48歳、2008年まで彼はここChalon-sur-Saôneがある、Saône et Loire県の市長でした! エントリーナンバー② François HOLLANDE(フランソワ・オランド) 57歳、1997〜2008年まで前フランス社会党の第一書記(党首)でした。また2001〜2008年までTulleの市長でした。 エントリナンバー③ Martine AUBRY(マルティーヌ・オブリー) 61歳、2008年〜現在までの社会党党首です。2001年〜はLilleの市長でもあります。 … Continue reading
展覧会へ
今日は先日行って来た展覧会へ行ってきました! 今日はJapon-sur-Saôneとの共同で俳句などを中心に日本の文字について触れる1日でした。 しかし、てっきり彼女が俳句を習字で書かれるのかと思いきや、 私が書くことになって何も練習しないまま、また久しぶりに習字しました。 習字習ってなかったし、得意じゃないけど頑張って書いてきました!^^笑 そしたら小学生のグループが野外学習か何かで来られて、彼女から説明を受けていました。 みんな元気だけど私の足の靴下が気になってたのか、足下ばかり見られていた気がします。笑 寒いのでド派手な五本指ソックス履いてたからだと思います。 でも裸足とか気温12℃では耐えられなかったので。。。 私が日本語で俳句を読んで、主催者の彼女が翻訳されたフランス語で読みます。 またクラスの先生は一度、東京に来たことがあるらしくて日本のことをよくご存知だったので 私が着ていた浴衣を子どもたちに説明しておられました。 書いた俳句はお土産に持って帰ってもらったり、 またJapon-sur-Saôneを通じて、東日本大震災の義援金として寄付してくれた方もおられて、 私の拙い習字でも、少しでも日本のためになることができたこと、そして日本人の私が日本の文化を直接伝えられたことはよかったのではないかなぁと思っています! 私がここにいて日本人としてできることをもっとしていこうと思います! 展覧会も素敵で、まさしく異文化交流のできた1日でした! ただ、寒くてみんないきなりコート姿です。 毎日明日の気温チェックは欠かせません。 それでは!
フォントネー修道院
今日は修道院つながりでAbbaye de Fontenay(フォントネー修道院)を紹介したいと思います! 場所はDijon駅からMontbard(モンバール)駅まで急行で約45分のところにあります。 大きな地図で見る この修道院は去年の10月に、友達のまいちゃんと旅行に来たときにJoelleとGuyに案内してもらっていました。 このときちょうどSNCFがストライキを起こしていて、予約していた電車がなくなり、ちゃんと会えるのか不安だったけど何とか無事に会えた直後に行ったところです。 去年の10月21日に行ってたのでもう約1年前ですね! あのときまたここに来れるなんて思ってもなかったけど今フランスに住んでることがなんかまだ嘘みたいに思うときがあります。 しかも1年も住めるなんてありがたいことですね。 私にこのような機会をくれたみんなに感謝です。 ありがとうございます。 さてさて、フォントネー修道院について紹介の続きをしたいと思います! これは外観。 この修道院はフランスで最も古いシトー修道会の建物です。フォントネーというのはここの地名から来ています。 中に入ると大きなお庭と建物がたくさん見られます。 建物はロマネスク様式の教会堂と初期ゴシック様式で建てられています。 下の写真は去年の写真!(全部去年の写真なんですがね) 2週間後にはこんな服装になってるなんて想像できない! 3日ぐらい前まで半袖でもOKやったのに。。。ここ2〜3日でこのあたりも日中は22℃前後で秋に入りました。日が暮れるのも真夏の22時からすると最近は20時には暗くなっています。 ちなみに明日の最高気温は15℃だそう!(今見た!) 日に日に気温が下がっていきます。私の足先の体温も下がってきます。 そろそろ冬に備えて購入したUGGブーツの出番が来ました! フランスの冬はこのブーツで乗り切る予定です! すいません!また話が逸れました!! この修道院は1118年にサン・ベルナールという人によって造られてシトー派の修道士の生活の場となったのです。 中に入ると大きなロマネスク様式の教会堂があります。 小さく写っているのはGuyかな?笑 祈りに集中するために装飾は一切ありません。 でもこの大きさ、天井の高さ、そして白い石材の雰囲気に圧倒されます。 下の部屋は修道士たちの共同寝室です。 修道士たちは寒い冬でも暖房のないこの部屋で藁のマットレスだけで冬を乗り越えてきたそうです。すごいですね。考えられません。 そしてこの修道院で教会堂の次に最も見どころな場所は、下の写真の回廊です。 光の差し込む雰囲気がとてもキレイですね。12世紀ごろには修道士たちはこの回廊で歩きながら瞑想にふけったりしていたそうです。 その回廊の前でまいちゃんと!^^ この修道院はフランス革命時まで使われていましたが、その時に売却され、製紙工場となったそうです。 現在は外観が復元され見学できるようになっています。 また1981年にはユネスコ世界遺産にも登録されている修道院です。 修道院関係って私もほとんど知識がなかったんですが だんだんわかってきました!^^ … Continue reading