今日はBeaune(ボーヌ)という街へLa Moutarderie FALLOT(マスタードの博物館)に行ってきました!
ボーヌは覚えていますか?
何度かブログでも紹介しているワインが有名でChalonとDijonの間にある一年中観光客が多い街です。
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ちなみにマスタードはフランス語でLa Moutarde(ムタード)って言います^^
訪れたのはFallot(ファロー社)のマスタード博物館です。
見学時間は
3月中旬〜11月中旬までは月曜〜土曜までの毎日10:00〜と11:30〜
6〜8月までは月曜〜土曜までの毎日15:30〜と17:00〜
11月の第4土曜〜3月中旬までの期間はお休みです。
見学には予約が必要なので下のHPから予約ができます。(全てガイド付き)
http://www.fallot.com/fr/reserver-parcours-decouvertes.php#
またボーヌの観光案内所でも予約が可能です。
見学時間は約1時間半〜2時間程度で、見学料は10€です。
見学者はオフシーズンに入りつつありますが約20人ぐらいいました!
まずはマスタードの歴史から☆
このあたりでつくられるディジョンマスタードはフランスの約80%の生産地となっています。
マスタードの起源は中国だそうですが、13世紀にフランスのディジョンで作られたことをきっかけにブルゴーニュ地方の土地がマスタードの製造に適していたこと、
また酸味としてブドウの果汁を使用したこと、
そして機械化への発展からディジョンマスタードは低価格での製造が可能となって
世界的に有名なマスタードの産地となりました。
中国では辛いマスタードは作ることができなかったそうですが現在では辛いマスタードが開発されたことも発展の理由の一つでもありました。
そのマスタードはカナダをはじめ、アメリカ、ドイツ、日本にも輸出されています。
そして今回訪れたFALLOT社のマスタードですが、
この辺りでは一番古い1980年の創業でそれ以来ずっと伝統的な石臼製法で種を挽いていることが特徴です。
石臼を使用することにより鉄鋼による機械製造に比べて熱がないため風味が保たれます。
ということで見学中には自分でマスタード作りを体験することができました!
必要なのはマスタードの種と少しの塩、ビネガーです。
見学中はガイドさんがフランス語と英語を交互に話してくれます。
英語の方がわからなくなってた私にこっそり感動しながらフランス語で頑張って聞きました!笑
見学はビデオを見たり、製造に使う器具が飾ってあったり(すいません人いっぱいで写真撮るのすっかり忘れていました><)
そして最後にはマスタードの試食もできました〜♡えへ!
粒マスタード、黄色いペースト状のスタンダードのマスタード、カシスマスタード、緑のマスタードはエストラゴンというヨモギの一種を練り込んだマスタードです。
ただ辛いだけでなくクリーミーなまろやかさがあって、おいしかったです!!^^
最後にはもちろん、お土産も買えますよ♬
このマスタード、エールフランスのファーストクラスで使用されていたり、
ボール・ボキューズといったミシュランの3つ星を持つ有名なシェフも使用しているほど質の高いマスタードです。
それは他のマスタードは機械製造や長期間保存のために色々な添加物を使用しているのですが
ここのファロー社のマスタードは添加物を使用していないのも一流シェフたちに支持される理由なんですね!
1903年にはパリ国際食品展ではゴールドメダルも獲得しているそうです!
ファロー社のマスタード博物館のHPは下からどうぞ☆
可愛い瓶に入ったきれいな色のマスタードが見れますよ♬
http://www.fallot.com/fr/index.php
それでは!