私の紹介
私の名前は吉良奈美子(Kira Namiko)です。現在、Japon-sur-Saône・南ブルゴーニュ日仏協会のボランティアとして活躍しています。私の日常生活をこのブログを通してみなさんにブルゴーニュ地方を紹介していきたいと思います。フランスの文化、観光地、おすすめのお店、レストラン、フランス料理のレシピ、簡単なフランス語講座なども紹介します。どうぞ、気軽に読んでください。-
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Tag Archives: カマルグ
Camargue(カマルグ)
アルルの街から車で少し走ったところにCamargue(カマルグ)という場所があります。 [googlemaps http://maps.google.co.jp/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B0%E5%85%AC%E5%9C%92&aq=&sll=43.453729,4.429636&sspn=0.031839,0.076389&brcurrent=3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244,0&ie=UTF8&hq=%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B0%E5%85%AC%E5%9C%92&ll=43.509819,4.521194&spn=0.258956,0.512238&output=embed&w=425&h=350] カマルグは、2つに分かれたローヌ川と地中海に囲まれた三角州地帯に位置していて、こここにある複数の池はヨーロッパ自然のなかで最も美しい池だとされているそうです。 その広さは約14万haの湿地、草原、砂丘などから成り立っています。 そしてここに住む、動物相や植物相はカマルグ地方自然公園によって保護されています。 私たちはジープに乗って、カマルグのガルディアンに案内してもらいました。(もちろんNicolasの通訳付きで!^^) こんな風に、カルディアンが2時間かけてゆっくり説明してくれます。 まず、ここに見える池ですが、ヨーロッパで1番大きい池と言われています。 深さは約2mで、池なので動物たちが飲めるんですね。 この池の塩濃度は5g/ℓで、これ以上の濃度になると動物たちは飲めなくなるそうです。 ちなみに海の濃度は35g/ℓぐらいだそうです。 一応、塩水ではあるということで、海と同じ魚が釣れるそうなんですが、少し小さいみたいです。それは、魚がこの池で卵を産んで、生まれた稚魚は大きくなると海へ戻ってしまうからだそうです。 そしてこのカマルグにはフラミンゴが住んでいます。ずっと同じ場所で住むフラミンゴとしては、アメリカのフロリダとアフリカのケニアとこのカマルグだけだそうです。 ちょっと遠くからであんまり上手に撮れなかったのですが、いました! ここには5〜6万匹のフラミンゴが住んでいて全て保護されています。 フラミンゴは1年に1つしか卵を産みません。でも、50才まで生きるそうなので長生きできるみたいです。赤ちゃんだけはカモメなどの鳥に食べられてしまうそうですが、それ以外の天敵はいないようです。 そして、フラミンゴってピンクだけど、生まれたときは真っ黒に生まれてくるそうです。 さて、なんで真っ黒の肌からピンクに変わるのでしょうかっっ?!^^ じつは!もちろん私も知らなかったのですが! フラミンゴは紅エビを食べるため、2〜3才頃からからだがピンクに変わるみたいです。 それは紅エビがカロテンが含まれている目に見えない小さなワカメなどの藻類を食べていることからきているそうです。 またフラミンゴの下のくちばしには穴が2つ空いていて、ミミズなどの餌を採ったら、下の穴から水を出してミミズだけを食べられるという仕組みになっているそうなんですね! そんな機能を備えていたなんて!!知らなかった!!って感じですね!笑 それから、カマルグの人たちにとって大切な大切な動物がいます。 それは!黒い「雄牛」です! 大きいです!!黒いです!吠え方もいつも見るうしさんとは全く違って、怖いです。 この雄牛は1年中外で暮らしていて、闘牛として大切に守られて生きています。 ここにはカマルグの闘牛と、スペインの闘牛が暮らしているのですが 大きな違いは最後に牛を殺すか殺さないかということ。 このカマルグの闘牛は牛を殺しません。スペインの牛は殺しますが、カマルグの闘牛は何度も出番があるのです。 それはカマルグの人々にとって神様のような存在だからです。みんなは闘牛のために一緒に生きていて、結婚式や、出産の時など色々なイベントに闘牛が出てきます。(飾りとして使われたりする) そのようにして、闘牛の魂はいつまでも残り、若者に受け継がれて行くようです。 また、カマルグでは1年間に100匹の牛が育ちますが、育てる目的はもちろん食べるためではありません。 3才以上が大人と言われていて、4才になると闘牛の才能があるかどうかのテストがあります。 そこで、気の強い悪い牛は闘牛としてレースに出ますが、それ以外の優しい牛は食用として食べます。気の強い悪い牛だけは子どもを作るために残します。なので殺しません。 闘牛として認められた牛は15〜16才まで現役として走らせて定年は約10年。25才ぐらいまで生きられるそうです。 また、カマルグの牛は3mも飛べるみたいです。どうやって飛ぶんだろうねって感じだけど^^ そして死んでしまったら、その見つかった場所に埋めるそうなのですが、スターとして生きていたため、お墓をきちんと作るそうです。そして、土の中でも走っているようにみせるために牛を立てて埋めます。 さらに、このカマルグには白馬も暮らしています。 … Continue reading